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鶴岡市常念寺の「国産最古の塔時計」
塔時計

ほったんは、私のひとこと「見たいなぁ。日本最古の塔時計」
そしたら、おじさんが「見れるよ」で
「そりゃあ 見るでしょう」(爆)

親戚のおばぁちゃんの法事で
鶴岡市睦町にある常念寺さんに
久しぶりにみんなが集まって法要を終えたあと
現存する国産最古の塔時計を見学させてもらいました。

地元のニュースで、よく6月10日の「時の記念日」になると
近くの保育園の子ども達が見学してる様子が流れる
「おじいさん時計」です。

旧西田川郡役所と日本最古の塔時計

常念寺は、1523(大永3)年に創建された浄土宗の由緒あるお寺。

現存する国産最古の塔時計(鶴岡市指定有形文化財)は、
「明治期の国内最高の時計技術者」 と知られた
金田市兵衛が1880 (明治13) 年に製作したもので、
その弟子である木部正直が、東京から運び
白亜の洋館「旧西田川郡役所」の時計塔(4層)に据え付け
時を刻んでいました。

ところが、日本海からの強い風が吹く庄内。
分銅式の時計は、風が吹くと塔の揺れで振り子が止まることが多く、
明治18年頃には、取り外され常念寺の茶の間に移されたといいます。
以来お寺では、昼夜に時鐘を合図に梵鐘をついて、街に時を告げていたそうです。

戦後、この時計は修理する人もいなくなって時を刻むことを止めていました。

昭和58年の元旦、見知らぬ白衣を身にまとった老人から「頼みますよ」と
何事か依頼される初夢をみた鶴岡市日吉町にある時計店の店主。

趣味として古い時計の修理も手掛けていたそうで、その腕を見込まれ
ある人からのすすめで3月の彼岸に常念寺を訪れ、
時を刻むことをやめてしまった塔時計の修理をすることに。

その時計店の店主は、塔時計の修理に1ヶ月近く寺に通い、
それまで不明だった塔時計の作者や年代は
この修理の課程でわかったのだそうです。

常念寺のいはい堂には、托鉢の折の霊山上人のお姿が
小さな銅像となって安置されているそうで
塔時計に霊山上人が深く関わったことから
時計店の店主が時計の修理を完成させた頃に、
新装なったお堂に案内して、上人の像を紹介したところ

「初夢で会ったのは、この和尚はんだ!」
なんと不思議な仏縁によるお導き…

ねじ巻き式の塔時計は、真ちゅうの部品で出来ていて
季節に合わせて調整をしないといけないのだそうですが
その後、時計店の店主も亡くなって調整できる人がいなくなり
少しずつ狂い始め、いつしかまた止まってしまっていたそうですが
平成16年に、旧県庁 「文翔館」 の時計塔の管理をしている
山形市の時計店の店主さんが修理をして
再び時を刻み始めて今日に至るそうです。

実は、私の親戚のおばあちゃんのお家も、
山王町にある時計屋さんで
うちの動かなくなった古い時計を見事に直してくれる
おじちゃんがいます。

法事をきっかけに、素敵なおじいちゃん時計を見せてもらいました。
これも仏縁でしょうか…

常念寺さんの塔時計は、今も4日に一度、おもりを巻き上げ
時を刻み続けています。
| おでかけスポット | 23:33 | author : Iko |